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2020.06.25 病原体

新型コロナウイルス第2波・第3波にそなえた感染対策(コロナ太り、コロナ骨折、コロナ転倒)―うっかりやりがちな感染対策の間違い 著者:矢野 邦夫

 

新型コロナウイルス対策として、外出の自粛が行われました。多くの人が自宅から出ないようにし、公共交通機関やレストランなどで感染しない努力をしていました。その結果、運動不足となり、体重が急激に増加し、いわゆる「コロナ太り」という状態となったのです。すなわち、生活習慣病の危険性が高くなったと言えます。実際、病院に定期受診して血液検査をしている患者さんの中には、コレステロールや血糖が急に増加してしまったという人が複数います。

しかし、心配すべきことは「コロナ太り」だけではありません。救急外来の状況をみていると、高齢者が転倒したり、骨折したりして受診することが多くなりました。「コロナ転倒」「コロナ骨折」というべきものかもしれません。筋肉は使わなければ萎縮します。骨もある程度の圧力を加えなければ弱くなります。高齢者はもともと転倒しやすく、骨折しやすいので、外出自粛によって自宅に閉じこもっている間に筋肉も骨も弱くなり、転倒や骨折をするのです・・・

記事全文はこちらの書籍にて

 

 

 

 

 

著者プロフィール

矢野 邦夫(やの くにお)

浜松医療センター 院長補佐 兼 感染症内科部長 兼 衛生管理室長

インフェクションコントロールドクター,日本感染症学会専門医・指導医。感染制御の専門家として多くの著書・論文を発表している。主な書籍に「救急医療の感染対策がわかる本」,「知って防ぐ!耐性菌 ESBL産生菌・MRSA・MDRP」(ヴァン メディカル刊)など。

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