新型コロナウイルスの第2波・第3波が発生した時、人々は病院に受診することを控えると思います。病院には新型コロナウイルス感染症の患者が受診しており、そこでウイルスに曝露することを心配するからです。また、行政も「不要不急の受診を差し控えましょう」と啓発することでしょう。しかし、これによって大きな問題が発生します。それは「生命を脅かす急性疾患」の患者であっても、受診を躊躇することです。
米国での調査によると、今回の流行での救急部門の受診者数は心筋梗塞で23%、脳卒中で20%、高血糖緊急症で10%減少しました(1)。このような減少は決して、疾患が減少したことによるものではありません・・・
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