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2020.07.03 病原体

新型コロナウイルス第2波・第3波にそなえた感染対策(マスク)―うっかりやりがちな感染対策の間違い 著者:矢野 邦夫

 

昼にデパートやスーパーマーケットに行くと、ほとんどの人がマスクを着用しています。そして、深夜にコンビニに行くと、マスクを着用していない人の割合がグッと高くなります。昼と夜の違いの理由は定かではないのですが、客層が異なるからでしょうか?

いずれにしても、マスクは多くの人々が使用しており、色付きマスク、布マスク、紙マスクなど様々なマスクが使用されています。人によっては、ハンカチに細工したものや、Tシャツなどを加工したものを使用しています。このようなマスクは新型コロナウイルス対策として有用なのでしょうか? 病院で使用している医療用マスク(サージカルマスク)や高性能マスク(N95マスク)の方がいいのではないでしょうか? 新型コロナウイルスが流行してくると、少しでも感染する機会を減らしたいので、マスクも重装備のものを使用したくなってしまいます。

実は、街中で使用するマスクは布マスクでも、紙マスクでも、そして、ハンカチの加工マスクでも何でもよいのです。無症状の感染者や軽症の感染者が街中を歩いている時に周囲の人々に向かって飛沫を飛散させないことが目的だからです。もし、マスクを忘れて、街中を歩いている時に、咳やくしゃみをするならば、ハンカチやティッシュを口に当てたり、それがなければ腕で鼻と口を押さえます。それでも有用なくらいなので、マスクには飛沫を飛び出させない効果さえあればよいのです・・・

記事全文はこちらの書籍にて

 

 

 

 

 

著者プロフィール

矢野 邦夫(やの くにお)

浜松医療センター 院長補佐 兼 感染症内科部長 兼 衛生管理室長

インフェクションコントロールドクター,日本感染症学会専門医・指導医。感染制御の専門家として多くの著書・論文を発表している。主な書籍に「救急医療の感染対策がわかる本」,「知って防ぐ!耐性菌 ESBL産生菌・MRSA・MDRP」(ヴァン メディカル刊)など。

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