受験生は自宅では家族と一緒に長時間の生活をしています。その間、会話をしたり、一緒に食事をしたりして、飛沫に曝露する機会は多くなります。万が一、家族に新型コロナに感染した人がいた場合、受験生が飛沫に曝露して感染する可能性は高くなります。実際、同居家族の1人が感染者であった場合、他の家族が感染する確率は10~40%といわれています(1)。すなわち、受験生にとっては「自宅が新型コロナに感染する危険性が最も高い場所」であることを強く認識することが大切です。
そのため、受験が終わるまでは、受験生を家族からの感染から守ることが最優先となります。
受験生は可能な限り、自室で勉強してもらいます。そして、家族といえども、受験生と話すときはマスクを着用します。もちろん、受験生も着用します。身体的距離(1~2m)を確保することができれば、必ずしもマスクは必要ないのですが、日常生活の中で、うっかりマスクを着用し忘れるということは十分にあり得ます。そのようなことを避けるためには、受験生は自室から出るときには自宅であっても、四六時中マスクを着用します。もちろん、自室内ではマスクは必要ありません。・・・
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