感染対策のポータルサイト「感染対策Online」
感染対策Online
2020.08.17 病原体

航空便搭乗 空港でコロナうつる?―夏とレジャーとコロナ対策

著者:矢野 邦夫

空港で新型コロナウイルスに感染するリスクは高いと考えるべきです。特に、国際線の帰国者の出口付近では高いと言えます。確かに、日本でも第2波と思われるような感染者数の増加がみられていますが、北米や南米の国々、東南アジアの国々では、比較にならないほどの感染者数です。国際線からの入国者の出口には、そのような流行地域からの帰国者がいることから、感染者が含まれている可能性があります。

一方、出発前であれば、国内線であっても、国際線であっても、日本に14日(新型コロナウイルス感染症の潜伏期間の最大日数)以上滞在しているでしょうから、国際便の入国者の出口ほどの感染のリスクはなく、国内の混雑したところと同程度のリスクになると思います。・・・

記事全文はこちらの書籍にて

 

 

 

 

 

 

著者プロフィール

矢野 邦夫(やの くにお)

浜松医療センター 院長補佐 兼 感染症内科部長 兼 衛生管理室長

インフェクションコントロールドクター,日本感染症学会専門医・指導医。感染制御の専門家として多くの著書・論文を発表している。主な書籍に「7日間できらりマスター 標準予防策・経路別予防策と耐性菌対策」,「救急医療の感染対策がわかる本」,「知って防ぐ!耐性菌 ESBL産生菌・MRSA・MDRP」(ヴァン メディカル刊)など。