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2020.08.15 病原体

行楽地・サービスエリア訪問 レジャー施設でマスクいる?―夏とレジャーとコロナ対策

著者:矢野 邦夫

マスクの着用は新型コロナウイルスに対する大切な感染対策です。その目的は、自分が感染しているときに、周囲の人にウイルスを伝播させないことです。もちろん、マスクを着用している人が感染者からの飛沫に曝露することを減らすのに少しは効果があります(1)。

それではどのようなときに、マスクを着用するのでしょうか? それは、周囲の人から社会的距離を確保できないときです。すなわち、人混みに立ち入らざるを得ない場合にはマスクを必ず着用します。社会的距離を確保できていれば、マスクは必要ありません。整列待機時・待ち時間中、野外待機時など、屋外の炎天下でマスクを着用すれば体温が上がってしまい、熱中症となってしまいます。そのため、できるだけマスクを着用しなくて済むように、社会的距離を確保することが大切です。・・・

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著者プロフィール

矢野 邦夫(やの くにお)

浜松医療センター 院長補佐 兼 感染症内科部長 兼 衛生管理室長

インフェクションコントロールドクター,日本感染症学会専門医・指導医。感染制御の専門家として多くの著書・論文を発表している。主な書籍に「7日間できらりマスター 標準予防策・経路別予防策と耐性菌対策」,「救急医療の感染対策がわかる本」,「知って防ぐ!耐性菌 ESBL産生菌・MRSA・MDRP」(ヴァン メディカル刊)など。