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2020.05.17 病原体

矢野邦夫タイムズ WHO COVID-19 ぷちREPORT No.10 学校再開に際して実施すべきこと

著者:矢野 邦夫

緊急事態宣言が各地で解除され、学校閉鎖も解かれつつあります。しかし、学校が再開することによって、COVID-19が再び市中に蔓延することは是非とも避けなければなりません。そのためには、実施すべきことがあり、WHOは学校のための感染対策の推奨の公開をしています(1)。そこでは、「手指衛生の強化」「マスクの着用」「物理的距離の確保」「手指の高頻度接触面の洗浄と消毒」「病気の生徒やスタッフの自宅待機」などが推奨されていますが、特に興味深い部分を抜粋して紹介します。

(著者:浜松医療センター 院長補佐 兼 感染症内科部長 兼 衛生管理室長 矢野 邦夫)

〔文献〕
(1)WHO:Considerations for school-related public health measures in the context of COVID-19.
https://www.who.int/publications-detail/considerations-for-school-related-public-health-measures-in-the-context-of-covid-19

著者プロフィール

矢野 邦夫(やの くにお)

浜松医療センター 院長補佐 兼 感染症内科部長 兼 衛生管理室長

インフェクションコントロールドクター,日本感染症学会専門医・指導医。感染制御の専門家として多くの著書・論文を発表している。主な書籍に「救急医療の感染対策がわかる本」,「知って防ぐ!耐性菌 ESBL産生菌・MRSA・MDRP」(ヴァン メディカル刊)など。